時速⇔キロ何分 変換・計算ツール|完走タイム早見表つき

時速⇔キロ何分 変換・計算ツール|完走タイム早見表つき

時速10kmはキロ6分、フルマラソンなら4:13:10。時速⇔キロ何分を瞬時に変換し、5km〜フル完走タイムの早見表つき。トレッドミル設定にも対応。

ペースか速度、どちらか一方を入れればもう一方が出ます。

または
ペースと速度の換算表を見る

ペース⇔時速の換算が必要になる場面

時速→ペース・完走時間 早見表(時速6〜16km/h)

時速10キロで走ると1キロ何分か、5km・10km・ハーフ・フルはそれぞれ何時間か。トレッドミルの速度設定からそのまま読み取れます。

時速1kmあたり5km10kmハーフフル
6 km/h10:0050:001:40:003:30:597:01:57
7 km/h8:3442:511:25:433:00:506:01:40
8 km/h7:3037:301:15:002:38:145:16:28
9 km/h6:4033:201:06:402:20:394:41:18
10 km/h6:0030:001:00:002:06:354:13:10
11 km/h5:2727:1654:331:55:053:50:09
12 km/h5:0025:0050:001:45:293:30:59
13 km/h4:3723:0546:091:37:223:14:45
14 km/h4:1721:2642:511:30:253:00:50
15 km/h4:0020:0040:001:24:232:48:47
16 km/h3:4518:4537:301:19:072:38:14

「1kmあたり」はペース(分:秒)、それ以降は完走時間(時:分:秒、1時間未満は分:秒)。ハーフ21.0975km、フル42.195km。

ペースと時速は、同じ走りを別の単位で言い換えたものです。単位が食い違って手が止まるのは、たいてい次の3つの場面です。

  • トレッドミル:パネルは時速表示、練習メニューはキロ何分。設定の前に一度換算が要ります。
  • 海外のトレーニングプラン:Hansonsなど分/マイル表記のプランもあります。1マイル=1.60934kmで読み替えます。
  • 目標タイムからの逆算:フル4時間はキロ5分41秒=時速10.56キロ。目標を日々の練習の単位に落とし込めます(距離別の逆算はペース計算機)。

換算式と、時速が上がるほどペースが動かなくなる理由

ペースと時速の換算は予測ではなく定義です。1時間は60分なので、時速v キロなら1kmにかかる時間は 60 ÷ v 分、ペースがp 分/kmなら時速は 60 ÷ p キロ。個人差や当日のコンディションが入り込む余地はなく、誤差はゼロです。

機械が時速、ランナーがペースを使うのは、測っている対象が違うからです。トレッドミルのモーターが制御しているのはベルトの速度で、パネルはその設定値をそのまま出します。一方ランナーは1kmごとのラップで練習もレースも管理する。この食い違いが、室内練習でいちばん多い戸惑いの原因です。

逆数関係なので、時速の「+1」とペースの「-1分」は等価ではありません。時速10キロ→11キロではペースが33秒/km速くなります(キロ6分00秒→5分27秒)が、時速15キロ→16キロでは15秒/kmしか動きません(キロ4分00秒→3分45秒)。速い域ほど、同じ時速+1の価値は小さくなります。

この非対称はトレッドミルの操作に直接効きます。0.1キロ刻みで調整できる機種でも、1段の重みは時速8キロ付近で約5.6秒/km、時速15キロ付近では約1.6秒/km。ジョグの速度域ほど1段の押し間違いがペースを大きく動かすので、遅い設定のときこそ数字を確認してから走り出してください。

換算した時速を練習でどう使うか

トレッドミルの設定手順

プランのペースが決まっているなら、設定は3ステップで終わります。

  1. ペースを時速に直す。キロ4分30秒なら時速13.33キロ(下の早見表で引けます)。
  2. 0.1刻みで近い段を選ぶ。13.3ならキロ4分31秒、13.4ならキロ4分29秒——速い側と遅い側のどちらに寄せるかを先に決めておきます。
  3. 屋外と同じ強度で走りたいなら傾斜を1%に。傾斜を含めた換算はトレッドミル傾斜計算機、傾斜込みの屋外相当ペースはトレッドミルペース計算機で確認できます。

海外プランの単位に注意

アメリカのコーチは分/マイル、日本やヨーロッパは分/kmでペースを処方します。マイル8分00秒をキロ8分00秒と読み違えると、時速12.07キロで走るはずの練習を7.5キロで走ることになり、速度で約1.6倍の差が出ます。Hal Higdon、Jack Daniels、Hansonsなど海外のプランを使うときは、まず単位系を確認してください。

換算係数は1マイル=1.60934km。キロ5分をマイルに直すと8分03秒ですが、1.6で概算すると8分00秒。1マイルで3秒の差でも、フル1本(26.2マイル)では約1分15秒ずれます。

ペース→時速・完走時間 早見表(キロ4分〜8分)

キロ5分は時速何キロか、そのペースでフルマラソンは何時間かかるか。フル目標の目安はサブ3がキロ4分15秒、サブ4がキロ5分41秒、サブ5がキロ7分06秒です。

ペース時速マイルフル
キロ4分00秒15.006:262:48:47
キロ4分30秒13.337:153:09:53
キロ5分00秒12.008:033:30:59
キロ5分30秒10.918:513:52:04
キロ6分00秒10.009:394:13:10
キロ6分30秒9.2310:284:34:16
キロ7分00秒8.5711:164:55:22
キロ7分30秒8.0012:045:16:28
キロ8分00秒7.5012:525:37:34

時速の単位はkm/h、「マイル」は1マイルあたりのペース(分:秒)、「フル」は42.195kmの完走時間。

目標タイムから逆算したペース・時速をもとに日々のトレーニングペースを設定し、現在地と目標のギャップをレースタイム予測で確認しましょう。

時速別の強度ゾーン — その数字が練習で何を意味するか

換算した数字が意味を持つのは、強度帯に当てはめたときです。同じキロ6分(時速10キロ)でも、走り始めた人にはテンポ走に近い負荷、サブ3:30を狙うランナーにはリカバリー。速度は絶対値・強度は相対値という前提で、以下の6段階を目安にしてください。

ウォーキング(時速6キロ未満/キロ10分00秒超)

歩きの領域です。ただし歩行から走行へ自然に切り替わるのは約7.4キロ(Hreljac 1993)で、時速6〜7キロ台は「速歩きでも走りでも成立する」重なりの帯。ランニングを始める前の土台づくりに使えます。

ジョグ(時速6〜8キロ/キロ7分30秒〜10分00秒)

初心者の巡航帯であり、経験者のリカバリー走の帯。心拍は最大の60〜70%、会話が続く「トークテスト」が通る強度です。ただしこれは速度の話ではありません——エリートも練習の約8割を会話できる強度に置きますが(Seiler 2010)、彼らのイージー走は時速12〜15キロ、この表では「高速」に入ります。

中強度(時速8〜10キロ/キロ6分00秒〜7分30秒)

多くの市民ランナーの日常ジョグがここに入ります。心拍は最大の70〜80%。この速度で走り切るとフルは4時間13分〜5時間16分で、初マラソン完走を目指す層の巡航帯とほぼ重なります。

テンポ(時速10〜13キロ/キロ4分37秒〜6分00秒)

おおよそ乳酸閾値の強度で、心拍は最大の80〜90%。20〜40分は保てるが集中が要る「快適にきつい」感覚の帯です。サブ4(キロ5分41秒=時速10.56キロ)もサブ3:30(キロ4分58秒=時速12.08キロ)も速度としてはこの帯に入りますが、本人の走力によって主観的な強度は閾値走にもマラソンペースにもなります。

高速(時速13〜16キロ/キロ3分45秒〜4分37秒)

インターバルとレース速度の帯。心拍は最大の90〜95%で、VO2maxを刺激します。5kmを20分で走ると時速15.0キロ、この帯の上寄りです。

スプリント(時速16キロ超/キロ3分45秒未満)

市民ランナーにとってはほぼ全力。短いスプリントインターバルやスピード養成に使う帯です。男子マラソン世界記録(1:59:30)は平均時速約21.2キロ(キロ2分50秒)、女子世界記録(2:09:56)は約19.5キロ(キロ3分05秒)。世界のトップはこの帯で42.195kmを走り切ります。

よくある質問

時速10キロは1キロ何分?

時速10キロはキロ6分00秒です(60÷10=6)。同じ計算で時速8キロはキロ7分30秒、時速12キロはキロ5分00秒、時速14キロはキロ4分17秒。時速10キロを保てば5kmは30分00秒、10kmは1時間00分00秒、ハーフは2時間06分35秒、フルは4時間13分10秒で走り切る計算です(全区間同ペース想定)。

キロ6分ペースは時速何キロ?

キロ6分は時速10.0キロです(60÷6=10)。同様にキロ5分は時速12.0キロ、キロ7分は時速8.57キロ、キロ4分は時速15.0キロ。トレッドミルは0.1キロ刻みの機種が多いので、この数字はそのまま設定値として使えます。マイル表記のプランを使うなら、キロ6分=マイル9分39秒(1マイル=1.60934km)です。

マラソンのペース・時速の目安は?(サブ4・サブ3・サブ3:30)

フルマラソン(42.195 km)の主要目標タイムとペース・時速の対応:サブ3=キロ4:15/時速14.12 km、サブ3:30=キロ4:58/時速12.08 km、サブ4=キロ5:41/時速10.56 km、サブ4:30=キロ6:23/時速9.40 km、サブ5=キロ7:06/時速8.45 km。ハーフマラソン(21.0975 km)では:サブ1:30=キロ4:15/時速14.12 km、サブ2=キロ5:41/時速10.56 km。自身の目標タイムから逆算してトレーニングペースを設定する際に活用してください。

トレッドミルの傾斜は何%にすればいい?

屋外と同じ強度を再現したいなら1%が基準です。Jones・Doust(1996年、Journal of Sports Sciences)は2.92〜5.0 m/s(時速10.5〜18キロ)の範囲を検証し、この帯では1%の勾配が屋外走のエネルギーコストに最も近いことを示しました。時速12キロ(キロ5分00秒)までは0%でも路上走と有意差がなく、1%が最も正確なのは時速13.5キロ(キロ4分27秒)付近です。傾斜を上げたときの換算はトレッドミル傾斜計算機で確認できます。

初心者のランニングは時速何キロが目安?

走り始めの目安は時速8.0〜9.23キロ(キロ6分31秒〜7分30秒)です。会話を続けられる「トークテスト」が通れば有酸素域に収まっているサイン。この速度なら30分で4.0〜4.6km進む計算で、まずは距離やペースより「30分続けて走れる」ことを目標にすると続きます。数か月で体力がつけば、意識しなくても時速は上がっていきます。

参考文献 5 件の査読論文
  1. Margaria, R., Cerretelli, P., Aghemo, P., & Sassi, G. (1963). Energy Cost of Running. Journal of Applied Physiology.
  2. Joyner, M.J. & Coyle, E.F. (2008). Endurance Exercise Performance: The Physiology of Champions. Journal of Physiology.
  3. Daniels, J. (2014). Daniels' Running Formula, 3rd Edition. Human Kinetics.
  4. Hreljac, A. (1993). Preferred and Energetically Optimal Transition Speed During Walking-Running Transitions. Medicine and Science in Sports and Exercise.
  5. Garcia, L., et al. (2023). Minimum Amount of Physical Activity for Reduced Mortality and Extended Life Expectancy. British Journal of Sports Medicine.