上海マラソン vs 東京マラソン:候補レースとメジャーの比較

上海マラソンはWMM候補レース、東京は確立されたメジャー。フラットコース、抽選倍率、天候、BQ適性、同シーズン参加戦略を比較。

クイック比較

項目 2026 上海マラソン - 12月6日 2027 東京マラソン - 3月7日
国/地域中国日本
開催月12月3月
平均気温5-12°C5-12°C
コースタイプFlatFlat
標高差~25m~40m
参加者数30,00040,000
エントリー方法LotteryLottery
ワールドメジャーいいえはい
BQコースはいはい
沿道応援GoodExcellent
コース速度速いコース (0.93)速いコース (0.89)
レース週の天気スコア72/10072/100

詳細比較

コースプロファイルとレース当日の雰囲気

東京マラソンは新宿・銀座・浅草など東京の主要エリアを縦断し、約200万人の沿道応援がコース全域に展開されます。エイドステーションの正確さ、お辞儀をするボランティア、東京駅前行幸通りでのフィニッシュ——日本のレース運営の精度が全編に感じられます。序盤10km(新宿〜日本橋)はコース幅が狭く集団走行になりがちで、焦ってペースを上げると消耗します。浅草折り返し以降は広い臨海部に入り、ペースを上げやすい区間。フィニッシュ後の動線も整然として、完走メダル・タオル・補給食が短時間で受け取れます。

上海マラソンは外灘(バンド)の金牛広場をスタートし、黄浦江の対岸に陸家嘴のスカイラインを望みます。2026年の競技規程によると、コースは南京路歩行街、静安寺、淮海路、新天地、中共一大会址、黄浦江沿い、龍騰大道、龍華寺、龍華烈士陵園を経て徐家匯体育公園にフィニッシュ。挙げられた名所はすべて浦西側で、浦東は川越しの景色です(詳細コースは大会前に発表)。後半のリバーサイド区間は視界が開ける一方で風を受けやすく、自分のリズムが試されます。東京の累積標高差は約40m、上海は約25m。どちらもBQ対象のフラットコースですが、東京はエリートペースメーカーと厚い競技層の存在により、サブ3達成率が高く、総合的なレースエコシステムで上回ります。

エントリー方法と抽選倍率

両レースとも一般枠は抽選です。東京は2027年に定員を40,000人へ拡大。上海も狭き門で、主催者が認めた2025年のフルマラソン当選率は7.2%でした。2026年はフルの定員が3万人に拡大しています。

東京には代替ルートが複数。Run as ONEチャリティ枠(10万円以上の寄付で確定出走)、準エリート枠(男子サブ3:00 / 女子サブ3:30、過去2年以内の公認記録が必要)、One Tokyo Global会員特別抽選、公式海外ツアーパッケージ。上海の非抽選枠は主に「直通上馬」で、2026年の競技規程では上海女子ハーフ上位200人、上海ハーフ男子上位200人・女子上位100人、上海蘇州河ハーフ男子上位150人・女子上位100人が抽選なしでエントリーできました(エリート選手は一般枠では申し込めず、組織委員会への連絡が必要)。両方にエントリーして当選した方を走る「並行応募」戦略がおすすめです。

天候とレースコンディション

東京は3月初旬開催、5〜12°Cで低湿度・微風、マラソンとしてはほぼ理想的なコンディション。まれに寒波が入ると3°C以下になることもありますが、確率は低いです。コース沿いの高層ビルが風よけの役割を果たす区間も多く、体感温度は安定しています。上海は12月初旬開催で、大会前後の日平均気温は約8°C(多くの年で5〜12°C)、湿度は高め。黄浦江からの湿った風が加わり、体感温度の中央値は約3°Cまで下がります。特に後半の開けたリバーサイド区間では防風アームカバーやグローブが重要。スタート時は使い捨てポンチョがあると安心です。どちらも涼しいレース条件ですが、42.195kmの持続走行には東京の乾燥した空気の方が快適です。レース天気スコアで数値比較できます。

上海マラソンのWMM候補レースへの道

上海マラソンはアボット・ワールドマラソンメジャーズ(WMM)の正式な候補レースです。2025年11月の評価で基準をすべて満たして第1段階を通過し、2026年12月6日の大会で2年連続の基準クリアが求められます。合格すれば2027年にメジャー入りし、中国本土初のワールドマラソンメジャーになります。

東京は2013年からWMMの一員です。メジャーには2025年にシドニーが7番目、続いてケープタウンが8番目(2027年5月23日の大会から)として加わっており、上海が合格すれば9番目。WMMは上海が加入した場合に「ナインスターメダル」を導入するとしています。日本人ランナーにとって上海は直行便約3時間・時差1時間・30日以内の滞在はビザ不要(2026年12月31日までの措置)で、海外レースの中でもアクセスの壁が極めて低い選択肢です。

どちらを選ぶべきか

東京マラソンは確立されたワールドメジャーで、沿道応援が圧倒的、BQ狙いにも安定した実績があります。日本在住ランナーにとっては「国内でメジャーを走れる」唯一の選択肢であり、言語や移動の障壁ゼロ。上海マラソンはアジア屈指のフラットコース(累積標高差約25m)と、メジャー入り前の大会を走れるチャンスが魅力。ただし2025年の当選率は7.2%と狭き門で、日本国籍のランナーは外国籍料金の1,150元または160米ドルとなり、日本在住者向けの東京の参加費19,800円より高くなります。

両方走るなら12月上海→翌年3月東京がベスト配列。3ヶ月のリカバリーを挟んで冬シーズンにアジアダブルを完走できます。上海は東京から直行便約3時間、時差1時間、30日以内ならビザ不要(2026年末までの措置)と海外レース最軽量級の移動負荷。まずはペース計算機で目標ペースを設定し、ボストン予選計算機でBQ適性を確認しましょう。

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よくある質問

上海マラソンはワールドマラソンメジャーですか?

まだ正式なメジャーではありません。WMMの候補レースとして2025年11月の評価で基準を満たし、2026年12月6日の大会で2年連続クリアすれば2027年に加入します。その場合、ケープタウン(8番目)に続く9番目のメジャーで、中国本土では初めて。東京は2013年からメジャーです。

上海マラソンと東京マラソン、BQ狙いならどっちが有利?

どちらもフラットでBQ対象。上海は標高差約25mでややフラット、東京は約40m。ただし東京のエリートペースメーカーと厚い競技層で速いタイムが出やすいです。ボストン予選計算機で目標タイムを確認。

上海マラソンと東京マラソン、抽選倍率の違いは?

どちらも一般枠は抽選。東京は2027年の定員が40,000人。上海は2025年のフル当選率が7.2%(主催者発表)。東京にはチャリティ枠や準エリート枠、上海には上海女子ハーフ・上海ハーフ・上海蘇州河ハーフの上位者向け「直通」枠があります。

上海マラソンと東京マラソン、同じシーズンで両方走れる?

はい。12月上海→3月東京で約3ヶ月のリカバリーが取れます。アジア拠点のランナーには「冬季ダブル」として人気の組み合わせです。レースタイム予測で12月の走力が3月にどう転換されるか推定できます。

上海マラソンと東京マラソン、天候の違いは?

上海(12月初旬)は日平均約8°C(多くの年で5〜12°C)で、湿った川風の影響あり。東京(3月)は5〜12°Cで乾燥・微風。どちらも涼しいレース条件ですが、東京の乾燥した空気が長距離には快適です。レース天気スコアで比較できます。

海外マラソン初挑戦なら上海と東京どちらがおすすめ?

東京は国内レースなので「海外」ではありませんが、運営の安心感は最高。上海は東京から片道約3時間、時差1時間、ビザ不要(30日以内、2026年末までの措置)で、海外マラソンの入口として最もハードルが低い選択肢のひとつ。WMM候補でもあり、将来のメジャーを先取り体験できます。

上海マラソンと東京マラソン、参加費の差は?

国籍で変わります。上海の200元(約4,000円)は中国籍(香港・マカオ・台湾を含む)の料金で、日本国籍を含む外国籍は1,150元または160米ドル(2万円台前半)。東京の一般参加費は居住地で決まり、日本在住者は19,800円(海外在住者は230米ドル)、チャリティ枠は10万円以上。日本在住の日本国籍ランナーにとっては、上海の方が参加費は高くなります。

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